来週
10/21発売の週刊新潮「黒い報告書」も二度目の登板、
10/30発売の映画芸術誌にも書評原稿を書きました。
入校したし届けも出したらしいしバンマスとの飲み約束が来週に延期になったしでうきうきと人形町で飲んだ暮れて朝帰り、丸一日何もせずに寝てマッサージ行って茄子のキーマカレー作ってDVD観て、来週からは楽団付きの通し稽古が一日二回で大詰め、あっという間に劇場入りして色んな人と会って飲んで喋ってる間にいよいよモグラシリーズも終わる。
もう初日が開くまで一切芝居以外のことができなくなる時期、こないだ飲んでたら龍さんがぽろっと「まあアサコは演出だから色々大変だろうけど」と言ってくれた、役割なんだから大変なのが当たり前で不満などないけれど、龍さんに限らず「身体の調子は大丈夫なの」とか「ちゃんと眠れてる?」とかモグラの人たちは皆大人だから時々さりげなく気遣ってくれたり労ってくれたりで有り難い。
役者たちももうどれほど体調悪かろうが身内に不幸が起きようが千秋楽まではまったく身動きが取れなくなる、去年のモグラ町1丁目のときには、碧南市での公演の前夜に龍さんのご母堂が亡くなり、龍さんは北海道の実家に駆けつけてから碧南市まで来て本番やって終演後に劇場からまた北海道へと戻って行った、奇しくも内容は結婚式のお話で、いやまあ演劇人生てえのは時々そういう切ない味わいがあるやなあ。
【モグラ町1丁目7番地】での
アフタートークは10/29(金)ゲストは漫画家のいしかわじゅん氏と映画監督の池島ゆたか氏、司会に小松杏里氏が来てくれることになった、杏里さんはかつての私の劇団でも演出協力をしてくれている大先輩の演出家、その当時赤ん坊だったうちの娘を劇場で抱いている姿を見かけたお客さんが「マエカワが産んだのは小松杏里の子どもだったのか!」と誤解していたが、違います。アフタートークは期間中のチケットをお持ちの方はどなたでも無料だそう。
同じく公演期間中の
特別ワークショップが10/31(日)18:00~21:00、こちらは参加費2,000円、お申し込みは公演初日10/27から劇場受付にて先着20名限定で承ります。モグラ組からは吉岡睦雄・ローザ桂木・津田牧子・小林千里が参加、おじさんたちも気が向いたら参加してくれると思いますが、きっとへとへとでしょう。詳細は
【モグラ町1丁目7番地】をご確認ください。
それと、いくつかお問い合わせ戴いているのですが、稽古場は一般公開ではありません。
演劇・映画関係者の方々をお誘いしているだけで、残念ながら一般の方の見学を募っていませんので悪しからずご了承ください。11/20~21には再開の
ワークショップ【素の表現方法】@東池袋・サンライズホール、お申し込みの受付は10/21から、情報サイトまだ更新していませんがサイトからお申し込みができます。
朝日カルチャーセンター主催の
小説教室も11月から再開、月1回全5回の実作講座、これまで提出された作品には読んで面白いものが多数、受講者の皆さんはハイレベルなのに講師はまだまだビギナー、教わることの多い時間なので再開が楽しみ。
先週から犬息子を親方んちに預けていて、親方が三日に1回くらい写真を送ってくれるんだけど、稽古休みで家にいるとぽかんと物足りなさが込み上げて、声に出して「帆太郎に会いたいなあ」と呟いていたりする、もう何年か離れて暮らしていてもリアル娘に会いたいなあなんて思うことなどないのに、「元気?」なんてメールのやり取りができない分、動物は触れる実感が存在のすべてで、その潔さが切ない。
そういう実感は芝居のそれに似ているかもしれない、終われば消える、形のまま残るものが一つもない、その果無さがあるから、その瞬間だけを映し出せるんだろうし、伝わる力強さがあるんだろう、トークへのお呼ばれが決まってから井土さんの映画に感じた力強さについて考えていたのだけど、井土さんは、何を残すかを考えるんじゃなく今何を生み出すかを考える人なんじゃないかとふと思った。
【映画一揆 井土紀州2010】11/22(月)上映後のアフタートークに井土紀州監督・吉岡睦雄とともに参加します。映画関係のイベントに参加するのは「K・T」の公開記念トークショーの司会をやって以来、あのとき見物していた吉岡とトークするなんてなんとも不思議、吉岡とは普段もあまり話すことがないからネタ集めないとなあ。
さあさあ、ほんとに明日からは追い込み、あと20回くらい観れば全部消えてなくなるモグラ町。
- 2010/10/18(月) 02:56:40|
- 雑感
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