仕事部屋

劇場入り、前夜。

面白い!と思うことは、日々刻々と変化する。
自分の目がどこに向いているのかを知るのに、芝居作りはちょうどいい。
あんな小説を書いたときのあんな気持ちや、あんな人と出会ったときのあんな気持ちや、あんなことがあったときのあんな気持ちをかき集めて、モグラ色のゼラを通して、しょぼしょぼしたおっさんたちを照らす。

大事な人たちを想いながら、大事な気持ちを丁寧に選んだつもりなのだけど、伝わるかなあ、気に入ってもらえるかなあ、のびのび楽しめるかなあ。

不安があるようで、その実、自信満々だ。
一緒にやってる人たちが、何よりそこんところを汲んで、「ああ、マエカワは今これをやりたいんだ」「マエカワには今これが面白いんだ」と、「よし、じゃあそれをやろう」と、大切な人生の一部分を丸ごと差し出して関わり合ってくれた時間があるから。

この人たちと芝居を作れるなんて、なんと贅沢なことか。
それをまた、どうぞどうぞとお客様に差し出せるなんて、なんと幸運なことか。
こんな芝居、きっともう、二度とやれない。

お芝居に焦がれてもなかなか触れられない人、お芝居に触れていた時間を手放してしまった人、
遠巻きに眺めるくすぐったさを愛して止まない人、怖いもの見たさで恐る恐るに覗きたい人、
どっしりそこに足を置いている人。
すべての人に、こんな芝居があると、知ってもらいたい。

モグラ町1丁目7番地は、お芝居です。
どなたさまも、ご都合戴ける限り、お足運び下さいますようお願い致します。


模型

  1. 2010/10/25(月) 02:56:01|
  2. 雑感
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