仕事部屋

たまに、ひらひらしたりする。

夜中にタバコを買いに出たら空気がすっかり冬っぽくてなんだか切なかった、もう今年も1ヶ月しか残ってない、あれこれ大事なことがまだ何も片付いていないのに、妙に気持ちが焦って年末の大掃除を少しでも楽にしようと台所の掃除をしてみたりして、書き出したまま放置している小説の出だしを読み返したりもしてみるのだけど、とっくに萎えた恋のことなど今更思い出しようもなく、最中に書きゃいいんだけどもそういう最中には書けない性質で、これネタにしてやれと思う頃には終わりかけているのが大概で、終われば次にいくわけで、次が始まっちゃったら思い出せない、つまり終わりかけてぐずぐずした状態が長く続くような具合のよろしくない恋愛のことしか書けないってことで、それが自分であんまり好きじゃないもんだから恋愛モノには腰が重くなる、そもそも最中に書けないって時点で向いてないんじゃないか、恋文はせっせと書くくせに、恋をしている自分を曝すことに怖じけているのか、ただ単に妄想恋愛が苦手な現実主義だからなのか、ケチケチしているのか、出来事を書き並べるのが苦手で自分の内面ばかり面白がるところがあって観念的な文章になりがちな分、恋愛モノで鍛えたいとは思うのだけど、苦手意識が強すぎてどうにも腰が退けたまま、どうにか突破口ないもんか、昨夜はバーチャルダーリンを付き合わせて久々の本格飲み、といっても用心深くなって朝まで突っ走ることなくちゃんと階段上まで送られて深夜に帰宅、恋愛話に転がってもどちらともなく仕事の話に引き戻してしまうのはお互いの性質なのだろうけど、そこにある2人のことを話せなくなってしまった喪失感は大きい、消失したわけじゃないのにね、なんだかね、あったものがなくなるってところだけがバーチャルじゃない証明のようで、つついて壊すのが嫌だから触れないのかもしれない、居心地の良さだけを今も信じてはいる、緩やかに変質するだけの時間を掴んでもいる、私たちは代謝している、こうやってぶちまけるたび「バーチャルである意味がない。君たちはすでにリアルなのだ」と共通の友人に指摘される、けれどもやはりバーチャルでありたい、リアル恋心は意固地な立ち位置で息をひそめており、待ちぼうけが淋しいときに寝るのは二度だけと決めたデートなんぞしたところで後ろ暗さと面倒が増えるばかり、話題が尽きず安心して深酒ができるボーイフレンドと寝ずのデートの健全があって初めてリアル恋心を育める不器用を、解説せずに飲み込んでくれる人などそうそういない、そういう希有な関係性を特別大事に護るフィルターとしてのバーチャルなのだろうと思う、などと書いてしまうのも興醒めか、だけど親友って言っちゃったら色気がなくてつまらないじゃないか、しんどいときに声をかけてくれる誰かがいるってことは本当にありがたいことで、心優しい女友達は沢山いるけれど、しんどいときに声をかけてくれる男の人がいるってことで数倍のゲンキンな回復をみることだって実際のところあるわけで、男友達との間にはちょっとの下心がある方が具合がよかろう、などと言いつつもっぱらの懸念はリアル恋心を向ける人とそうやって落ち着いてしまいそうな感、メル友になるのが嫌だからリアルで顔を合わせるよう心がけ、飲み友になるのが嫌だから少しは切なさを感じてもらえるよう心がけ、いい歳して純情やってたりする情けなさのその先が、男友達に具合のいい下心で終わってしまったらどうしようと、焦れてるわりには踏み出せない、そのせいかこの頃はめっきりコドモあしらいをされ、そうなるとますます熟女の強みが色褪せる、どうしたもんかと思案の挙げ句デートのときにひらひらスカートはいてったりする自分がなんとも愛おしい、いや別に恋心の行き先になんの不安があるわけじゃなく、きちんと届いて向き合っているとは承知でも、だからって逢瀬が重なるごと気安くなってしまうとお互いふうっと息つく瞬間に懸念のそこにふいっと落ち着いてしまったりすることも可能性としては否定できないわけで、だからちょっとはひらひらしてみようじゃないかと、私のリアルなんてその程度のことなのであります。

  1. 2011/11/28(月) 04:47:25|
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